【羅針盤 002】円筒分水工について

 旅行先のことを調べていたときに、たまたま「円筒分水工」のことを知りました。
最初は、へんな名前だと思った。

「円筒分水工」とは、農業用水などを一定の割合で公平に分配するための施設とのこと。名前からして工事や職人の名前のようだが、設備そのものも同じように呼ばれているらしい。
コンクリートで構成されたドーナツ状の構造物。

綺麗でかっこいい。
なんか秘密基地っぽいところもあるね。

かつて資源が少ない地域での水の公平な分配、特に水争いの解消のために考案されたようです。
二重円筒の中央の部分に、上流からの水を逆サイフォンの原理で集めて、溢れ出た水を外周の円筒部分に落とす。外周の円筒部分には、それぞれ分配する比率で仕切りが設けられ、その扇形のところにたまった水がそれぞれ分配された比率で用水路に流れていく。
一目で分配率がわかるので、水争いの解消のため全国各地に設置されていった。

四角形でも六角形でも良いのだろうが、やっぱり円形というのがわかりやすくていい。
「機能美」というのはこのことを言うのだろう。
大きさもさまざまで、一歩でまたげそうなかわいいもののあれば、円筒の直径が20m以上で圧倒されるものもあり、原理は一緒でもいろいろと個性豊かです。

白江幹線の円筒分水堰(福島県須賀川市)

日本最大級の円筒分水工(岩手県奥州市 徳水園)













その地域で百年位使われて、土木遺産として登録されているものもある。
ただ、残念ながら、見に行ったらすでに形が変わっていたり、暗渠のようになって見当たらないところもありました。

もとは円筒分水工?だった・・・
















最近は新たな工法に置きかわり、時代の流れで姿を消す存在というところに心惹かれる。

今度旅にでたときも、その地域で今も活躍している分水工に立ち寄ることにしよう。では、

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